『冬』 エミー・カーマイケル
私の葉が散ってしまう時
あなたは それらを
御腕の中に かき集めてくださいますか
黄金色の秋は どこかに消え去りました
もはや 葉の落ちた枝々は茶色に変わり
枯れ枝も枯れ葉も 風に揺れています
人の目には 死んだと映るものでも
あなたは 握りしめてくださるのですか
雨・・・・・そして冷たく覆いかぶさる雪・・・・・・
私の葉は命を失って
地面に散ってしまいました
押し迫る冬 ───
私の心は尋ね続けます
輝かしい春のような 主のことばが響いてきて
私の心を明るくしてくれる その時まで
「恐れてはなりません
さあ歌いなさい 喜び歌いなさい
雪の中に閉じ込められているのは
あなたに喜びを届ける 宝物です
冬の間 私があなたのために
備えておいたものが
その日には 芽を出すでしょう」
訳 内田みずえ