「鯉(こい)<カープ・carp>」
近くの公園にかなり大きな池があります。その池には、たくさん
亀たちがプ~カ、プ~カと浮かんでいます。めったに姿を見せない
鯉たちもいます。推定約7~80センチで、緋鯉もいて赤い潜水艦
のようです。普通の鯉はあまり目立たないので、ステルスタイプの
潜水艦に見えます。
実家の母屋と離れの間の中庭には、燈籠や石橋のかかった人工の
小川があり、その中に数匹の鯉を飼っていました。子どもの頃、川
で捕ってきた鮒(ふな)なども入れて遊んでいました。餌やりや水
の入れ替えは私の仕事でもありました。
最近は、5月5日の「こどもの日」に、子どもの成長を願う「こ
いのぼり」を見かけなくなりましたが、童謡はだれもが聞いたこと
があるでしょう。
♪やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでいる♪ まごい→真鯉 ひごい→緋鯉
昔の童謡は、家父長社会のために、お母さんの存在は薄いですね。
「登竜門」という言葉があります。中国の黄河の中ほどに急流「竜門」
で、ここを登った鯉が竜になると言われたことから、たとえ困難であ
ってもそこを突破すれば道が開ける関門です。それとは反対の意味す
る言葉に「まな板の鯉」(絶体絶命)があります。
“天におられるあなたがたの父の子どもになるためです。”
マタイ5:45