「よもぎ・蓬」 2024.04.21
昼前と夕方の2回、散歩に出かけます。日課の一つである散歩
は運動と自然観察の機会でもあります。
春の陽光を受けて、地中から出た虫たちが蠢(うごめ)き、本
格的な活動の準備をいているようです。草花も気持ち良く背伸び
をしているみたいです。
「よもぎ・蓬」の成長はとても早いですね。散歩の犬にしっこ
を掛けられていないような新鮮なものを探し、先端の若葉の塊の
部分を頂いて、指先で揉んで春の香を楽しんでいます。よもぎ餅
を食べくなったりします。
昔、腰痛のため鍼灸院で「もぐさ・艾」(よもぎを乾燥させて
造った物)の治療を受けたのを懐かしく思い出します。足のツボ
に自分ですえたこともあります。腰痛は泉北の自宅から教会まで、
通勤電車で通っていた頃、電車の吊り革にぶら下がったり、自家
製の懸垂用のポールも用いたりして、完治しました。
いつもの散歩コースに、古い漢方薬のお店があります。さまざ
まな薬が棚に並んでいます。自然界には、いろいろな薬草などが
あるようですね。主として草の根や葉、樹皮などの乾燥させたも
のが用いられています。
蓬摘む生れかはりし童たち 松村蒼石
瓦落ち軒の蓬も飛びにけり 寺田寅彦
“………その木の葉は諸国の民を癒した。”
ヨハネ黙示録22:2