「復活は確かな約束に基づく希望」 2024.03.31
八木重吉はキリスト者の英語の教師で、詩人でもありました。
結核で29歳で召天。1800の詩を残しました。
「キリスト」 (八木重吉全集第二巻P.289)
キリストが十字架にかかって死んで
甦って天に昇ったので
私も救われるのだと聖書に書いてある
キリストが代わって苦しんだので
私は信じさえすればいいと書いてある
私はキリストがすきだ
いちばん好きだ
キリストの言った事は本当だとおもう
キリストには何もかも分かっていたとおもう
キリストは神の子だったにちがいない
キリストは天に昇ってからも
絶えずこの世に働きかけているおもう
ポーロの言葉 使徒の言葉
それらは
キリストが言わせたのだと信ずる
よういうことの出来ぬほど
キリストが無能な者だとおもわれぬ
再びキリストが来る
キリスト自身がそう言っている
キリストが嘘を言う筈がない
そのとき
私自らは完全に人間だけれど
ただキリストを信じいる故にのみ
天国に入れてもらえると信ずる